この記事は、『ファイアーエムブレム エンゲージ(以下『FEエンゲージ』)』をプレイした評価・レビューの記事です。ネタバレは、ありません。
『FEエンゲージ』とは
ジャンル | シミュレーションRPG |
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対応機種 | Nintendo Switch |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | ファイアーエムブレム |
発売日 | 2023年1月20日 |
売上本数 | 161万本(2023年3月時点) |
『FEエンゲージ』は、2023年1月20日に任天堂から発売されたニンテンドースイッチ用のゲームソフトです。ジャンルは、シミュレーションRPGです。
過去のFEシリーズのキャラクターたちと協力して戦うというコンセプトで、お祭りゲーの側面があります。
ストーリーの酷評が散見される作品ですが、戦闘システムがめちゃくちゃ面白くて、私は200時間以上プレイしてしまいました。
最高難易度の「ルナティック」は、シミュレーションRPGが得意なひとでも歯応えを感じられます。
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『FEエンゲージ』の評価
キャラクター | (3) |
---|---|
音楽 | (3) |
UI・システム | (5) |
ストーリー | (3) |
ボリューム | (5) |
バランス | (4) |
キャラクターの評価
キャラクターの評価は、可もなく不可もなくといったところです。女性のキャラデザは魅力的だと思いますが、男性のキャラデザは古い乙女ゲー感があり、あまり刺さりませんでした。女性プレイヤーには刺さっているのかもしれませんね。私も、古いギャルゲー感のあるキャラ、好きですし。
見せ場があったということもありますが、オルテンシアの声優の演技は素晴らしかったです。
反対に、ロサードの声はヤバかったですね。私が、ロサードの声優の声が生理的に苦手だということもあると思います。ロサードのキャラデザは好きなので、とても残念でした。
音楽の評価
音楽の評価も、可もなく不可もなくといった印象でした。『FE if』の「すべての路の果てに」のような「クッソかっこいい!」と思うBGMはありませんでしたが、「BGMが気になってストーリーに没入できない……」ということもありませんでした。あ、「砂塵と爛漫」は好きです。ソルムのBGMですね。
あと、戦闘に入ると、BGMがシームレスに変化するの、めちゃくちゃ好きです。クッソかっこいいですよね。今後もずっとこの仕様であってほしいです。
オープニング主題歌は、すげーダサいと思います。歌詞はストーリーに寄せているのですが……。でも、ゲーム中のBGMになるとかっこいいから、メロディーはいいのかも…。歌がダサいのかもしれませんね。
UI・システムの評価
UIは、特に気になりませんでした。カーソルを見失うこともありませんでした。ただ、頻繁に使う鍛錬の間に入るとき、ロードが入るのは良くなかったと思います。それ以外のロードもそれなりに長かったですが、戦闘開始後のロードはありませんし、不満に感じるほどではありませんでした。
読み込まれるグラフィックはめちゃくちゃ綺麗になってました。戦闘モーションも素晴らしい。いくらでも見ていられます。『FE風花雪月』から、いちばん進化したところだと思います。
戦闘システムは、めちゃくちゃ面白かったです。クリアしても、また最初からプレイしてしまうほどで、プレイ時間は200時間を超えました。まだ、やりたいと思うので、戦闘システムは本当に素晴らしいと思います。
いちばんのクソ仕様は、有料DLCを購入した場合、有料DLCのアイテムを強制的に押しつけられるところです。有料DLCなしでプレイしたいこともあるんだよ……。
ストーリーの評価
酷評が散見される『FEエンゲージ』のストーリーですが、個人的には、そんなに悪くなかったと思います。たしかに『FE風花雪月』と比べるとショボいですが、FEシリーズらしい王道のストーリーで、考察を求めるような意味不明のストーリーより、ずっと良かったです。死に際に、めちゃくちゃ喋るのは、どうかと思いますけどね。クリア後のキャラクターの後日談も、以前のFEっぽさが戻っていて、とても良かったと思います。
ただ、過去シリーズのキャラクターたちと協力して戦うというコンセプトは微妙でした。ちっともワクワクせず、発売日の購入を見送るほどでした。新規ユーザーも参入しにくいと思います。『FEヒーローズ』の販促という側面もあったのかもしれませんが、お祭りゲーは今回で終わりにしてほしいです。
あと、「エンブレム・エンゲージ!!」「エンゲージビーム」「エンゲージしよう。」など、ダサい台詞が多い…。童心から来るワクワクではなく、大人になって感じる羞恥心や寒気が呼び起こされ、没入していたゲームから現実に引き戻されることがありました。製作者のセンスがないんだと思います。内輪でウケたんでしょうか。
ボリュームの評価
ボリュームは十分だと思います。『FE風花雪月』と比べると少ないと感じるかもしれませんが、『FE風花雪月』も、分岐したシナリオ間での使い回しが多いので、ボリュームはそんなに違わないと思います。値段以上のボリュームであることは間違いないでしょう。
今回の評価には含めていませんが、有料DLCのボリュームは少ないと思います。『FEエンゲージ』に限った話ではないんですけどね。FEシリーズの有料DLCは、値段に対してボリュームが少ないことが多いです。十分なボリュームを持っていた有料DLCは、『FE if』の「インビジブルキングダム」くらいだと思います。
バランスの評価
最高難易度のルナティックしかプレイしていないのですが、ルナティックは歯応えのある、良いバランスだったと思います。『FEエンゲージ』のルナティックは難しいと評判でしたが、それほどでもなかったです。私がプレイするときには、無料アップデートで機能が追加されていたので、ほどよい難易度に落ち着いていたんだと思います。
マップギミックも、ほどほどで良かったと思います。『FE if』の「インビジブルキングダム」は、マップギミックが面倒すぎて、もう二度とやりたくないと思ってますからね……。『FEエンゲージ』のバランスは良かったです。
SP関連のバランスは良くなかったですね。無料アップデートでテコ入れされましたが、「不思議な井戸」はガチャ要素が強く、攻略性に乏しいので、個人的には好きじゃなかったです。
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おわりに
『FEエンゲージ』は良ゲーだと思います。ストーリーのショボさや、セリフを中心としたダサいところを、素晴らしい戦闘システムで補っているという印象です。
ダメなところもありますが、十分にオススメできるゲームです。買おうか迷っているのであれば、買うことをオススメします。そのくらいには高評価です。